令和6年春のスギ花粉予報

 令和6年春の静岡県内のスギ花粉発生量は平年並の見込みです。花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなる傾向があります。昨年11〜12月に県内のスギ林の雄花の着花状況を調査観察した結果、形成された雄花の量は平年並みで、過去10年間の7〜8割程度でした。花粉の本格的な飛散開始時期は、1〜2月の気温に影響されますが、2月中旬頃からとなる見込みです。



雄花着花指数の経年変化




症状が出た後で治療すれば治る?

 一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になり、悪化していきますので、症状がひどくなる前から早めの治療をおすすめします。花粉の飛散予測日から、第2世代抗ヒスタミン薬などの経口治療薬を前もって飲み始めることで発症時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できます。



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