耳鼻咽喉科Q&A:のど編



Q1:

味覚障害の原因について教えてください。


A1:

ほとんどの味覚障害に亜鉛不足が関与していると考えて良いと思います。患者さんの訴えとしては、味覚の低下や消失が多く、嗜好に変化が生じます。何を食べても「苦い」、「甘い」、「塩辛い」などと訴える人もいます。味覚の症状以外に、知覚的な、舌炎のような症状を合併している方も少なくありません。(続きを読む。


Q2:

のどの奥に白っぽいものが分泌されます。ある程度たまると小さな塊が口の中に落ちてきます。口臭が気になります。取った方が良いでしょうか。


A2:

@どういうものでしょうか。

専門的な言葉では、膿栓(のうせん)と呼ばれます。のどの奥にたまって細菌やウイルスの死がいが固まったものです。のどの左右にある扁桃には、直径3〜4ミリほどの腺窩(せんか)という穴がいくつも開いています。この穴にたまったものが、ある日ころんと口の奥に落ちてくるのです。(続きを読む。


Q3:

最近、食事中によくムセるようになりました。時々自分の唾液で咳き込むことがあります。老化でしょうか。


A3:

食べ物や唾液、逆流した胃液などが誤って気管から肺に入り肺炎を引き起こす病気を「誤嚥性肺炎」といいます。高齢者になると誤嚥の危険性が高くなり、誤嚥性肺炎になる人が増加します。なぜ高齢になると誤嚥の危険性が高くなるのでしょうか。(続きを読む。


Q4:

口腔カンジダ症について教えてください。


A4:

からだに悪さをする病原性のカビに「カンジダ菌」があります。最近カンジダ菌が原因で起こる口内炎(口腔カンジダ症)が増えています。続きを読む。

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